2008年04月10日

過食症とは?

過食症は、大きなくくりでいいますと摂食障害のひとつになります。
摂食障害というのは、文字通り、食事を摂ることの障害ですので、普通の食事でなくなるわけです。

過食症のほかは、拒食症があります。専門的には、拒食症は神経性無食欲症、過食症は神経性大食症と言います。このサイトでは一般的な名称である、拒食症、過食症という言葉を使っていくと同時に、拒食症についても少し触れていきます。

過食症について、英国では若い女性の100人のうち1.5〜3.8人、
米国では2.2〜3.5人と報告されています。また拒食症は、英国では若い女性の100人に1人というデータもありますが、最近の結果では若い女性の1000人のうち1人か2人となっています。

一方米国では1000人のうち1〜5人といわれています。
このように過食症患者は、拒食症患者に比べて約10倍多く、西洋社会の若い女性においては、過食症が高率に認められるようです。

欧米では1970年頃、日本では1980年頃から、日本を除く非西洋諸国の一部の国では1990年頃から、すなわちこの10〜30年間に拒食症や過食症などの摂食障害が若い女性を中心に増加しているということです。

現在では、摂食障害を現代病または文明病と考える風潮があります。

過食症について、1977年には、「気晴らし食い」が、神経症圏、境界例圏、拒食症圏の患者にみられ、これらのうち、意図的な嘔吐、下剤や痩せ薬の乱用などが、拒食症患者に見られる報告があります。そして1986年煩から過食症の患者が次々と報告されるようになっています。

1985年には全国1030カ所の病院に拒食症の実態調査が施行され、約1000人の患者が報告されています。そして1993年に再調査され、拒食症が約1700人、過食症が約700人と報告されています。この結果から10〜29歳の女性10万人に対して拒食症は約15人、過食症は約7人と推定されました。

さらに病院を受診していない一般女子高校生や大学生に対するアンケート調査でも拒食症や過食の患者が増加し、過食症の有病率については欧米と同程度と推定されています。

これらの結果から日本では、拒食症の患者数は他のアジア諸国に比べて高率ですが、欧米と比べるとまだ低いようです。しかし、一般女性において、過食症の有病率は他のアジア諸国と異なり、欧米の結果とほぼ同程度高率にみられるようです。
ニックネーム aimi at 23:20| Comment(0) | 過食症

2008年04月09日

重要である、食習慣を変えるということ

食習慣を変えるのは決して容易なことではありません。
中途半端な気持ちで対処するのではなく、「変えること」が非常に重要な意義を持っています。
その、普通の食習慣を取り戻すことには、【3つの大きなメリット】があります。

1.心理面でのメリット

過食症やそれに関連する不規則な食生活からは心理的な問題がいろいろ生じます。このことからも、食生活を正常化することは重要なのです。

かなり強い「恥ずかしさ」や「罪の気持ち」がいつも潜んでいますから、過食症の問題を抱える人々は人目を避けたひとりぼっちの生活を、数年間も続けることさえあります。

自分が劣った人間であるとか、価値のない人間なのだ、という思い込みにとらわれながらの数年なのです。

暴食した後には普通は「うつ状態」がしばらく続くものです。

人によっては、暴食を避けられたときには大喜びしたかと思うと、暴食してしまったときにはひどく元気がない状態になったりで、とても気分の振幅が大きいのです。

外食したり、大勢の人と一緒に食事をしたり、友人に食事を作ってもてなしたりするときには非常に不安な状態になることもよくあります。

体重や体型のことがいつも頭の中にあると、学校や職場で集中すべきときに集中できないことにもなります。自分の生活のすべての面が、食べ物や暴食のことへの心配で振りまわされているな、と感じるようになりやすいのです。

ですから、普通の食習慣を取り戻しさえすれば、これらの問題の多くは解決しますし、そのほかの問題についても解決のための大事な最初のステップとなります。
ニックネーム aimi at 18:16| Comment(1) | 過食症

2008年04月08日

対人関係上のメリット

『重要である、食習慣を変えるということ』の続きです。


2.対人関係上のメリット

過食症に振りまわされると毎日の生活で大きな影響が出ます。

人づき合いのあり方がゆがんできます。
暴食とそれに伴う嘔吐が日々たび重なるようになると、日常生活は「普通」の
ものからはほど遠いものになってしまいます。

私たちの日常生活は、職場や学校の同僚や友人と一緒に食事をすることが多い
のにもかかわらず、過食症の問題を抱えている人は、一人の世界に閉じこもって
食事をすることでこの問題を解決しようとします。

暴食のあとには「太ってしまった」と思い込み、人に会いたくないと思うのも
特色のひとつです。

ますます人づき合いを避けるという環境が出来上がります。
一人になればなるほど暴食の扉はますます開きやすい傾向にあります。
家族の中の人間関係も緊迫したものになります。

仕事にも影響が出てきます。
学校でも職場でも、食べないでは過ごせません。
社員食堂での食事やコーヒーブレイクの前になると、体重や体型ことを気にするあまり
仕事に集中できないことさえあります。

そんな状態では、気もそぞろで、今なにをしているのかさえはっきりしないのですから、
週刊誌かなにかを何度も上の空で読んでいたりします。
この状態では役立つ仕事はなにもできないのです。

過食症の問題を抱えている人は、暴食とそれに伴う嘔吐のことがいつも頭にありますから、
たとえ一時的に暴食や嘔吐がない日々があったとしても、心の中に居すわっている
「自分はだめな人間なのだ」という感情と憂鬱な気持ちが晴れることはないのです。

これが職場や学校にも持ち越されますから、彼女たちはいつも職場や学校で
焦点の定まらない行動をとることになるのです。

繰り返しますが、このようなマイナス面でさえ、食習慣が「普通」のものに戻ったときは、
かなり変容をとげます。
ニックネーム aimi at 18:24| Comment(0) | 過食症

2008年04月07日

医学的なメリット

『重要である、食習慣を変えるということ』の続きです。


3.医学的なメリット

過食症は放っておくといろいろな医学的問題をもたらします。

暴食そのものが原因で生じる問題のほかに、暴食後の行動(嘔吐、下剤の服用等)が
原因で生じる問題もあります。
腹痛や唾液腺の腫れ、のどの痛みなどのほかに、まれにではありますが胃壁や
食堂壁が損傷します。
頻繁に吐いたり、下剤を服用したりすると、体内の水分バランスが崩れ、
カリウム量が不足する低カリウム血症という状態になり、その結果、心臓の鼓動が
乱れます。

このような症状が消えるのならば、「普通」の食習慣を取り戻すことがいかに
大きな意味を持つか理解できます。

それらの諸症状は実際に解消可能であることを強調しておきます。
「普通」の食習慣が確立するにつれて人間の体というものは体内に調整作用が働き、
元の健康な状態へと、振り子のように戻ることができるのです。


以上のような
【3つのメリット】があるからこそ、「普通」の食習慣を取り戻す努力は価値があるのです。


もちろん、これ以外にも、非常に個人的なことが原因で食習慣を変えようと
奮い立つ場合もあると思います。
とにかく強い意志があるかないかが暴食対策の成否を決めるといっても過言ではありません。
強い意志があれば目標はいつかは達成されます。

もし、
妊娠中で暴食習慣のある人、
妊娠中であるにも関わらずダイエットをしている人、
妊娠中であるにもかかわらず暴食に伴う嘔吐または下剤や利尿剤の使用を
続けている人がいたら、そのことを正直に医師に伝えてください。

妊婦は暴食の習慣をそのままにしておくべきではありません。
ニックネーム aimi at 18:55| Comment(0) | 過食症

2008年03月23日

速報! 摂食障害が急増 低年齢化進む - 国内

<摂食障害>患者数は近年急増−−死亡率高く影響深刻

4月24日11時55分配信 毎日新聞


ストレスなど種々の心理的問題が原因となって食行動に異常をきたす摂食障害は、
心の病だ。

患者数はここ数年で急増している。

厚生労働省研究班が、98年にまとめた摂食障害の全国調査によると、
80年の患者数推計値は人口10万人当たり1・5〜1・8人。

それが93年には4・9人、98年には18・5人と約10倍に増加。

摂食障害の中でも、過食症の増加は著しく、93年には人口10万人当たり1・2人
だったのが、99年には約6〜7倍に。

受診しない実際の患者数はもっと多いと推定される。
10〜30代を中心に女性の患者が9割以上を占めるが、男性にも一定の割合でみられる。

低年齢化も進んでいる。

国立精神・神経センター精神保健研究所(東京都小平市)の小牧元・心身医学研究部長が
02〜03年に、全国8府県で全中学高校の養護教諭を対象に実施した調査では
「摂食障害の生徒を持った経験がある」と答えた教諭は、中学で62%、
高校で87%に上った。

小牧部長は、

「高齢で発症するケースも目立ち、年齢層が広がっている」

と話す。

若い女性の「やせたい願望」や過激なダイエットと結びつけられ、軽くとらえられがちな
摂食障害。

だが、その影響は深刻だ。

拒食症患者の死亡率は7%とも言われ、食べ吐き型では長期的な経過調査で、
死亡率が17〜18%に上った報告もある。
小牧部長は

「思春期にみられる心身疾患の中では死亡率が極めて高い」

と警告する。
ニックネーム aimi at 19:16| Comment(0) | 過食症

2008年03月18日

過食症の身体的検査の必要性

■身体面への治療


[身体の検査]

過食症では、外から見るだけでは身体に障害が起こっているかどうかわかりません。

元気そうに見えるので、身体的検査を受ける機会が少なくなります。

しかし、検査を受けた結果、さまざまな異常が見つかることも多いのです。

“やせ”が強い場合はもちろんのこと、頻繁に嘔吐したり下剤を服用している場合には、
身体的検査を受ける必要があります。

検査はおもに、どんな異常が生じているのかをチェックするために行なわれますが、
ときには、ほかの病気が見つかったり、合併症の危険性が判明する場合もあります。

通常は簡単な検査ですみます。



〜チェック内容〜

血液検査 … 低栄養状態、貧血、ホルモン異常、腎臓機能の異常、
          膵臓機能の異常、電解質の異常が生じていないか。

尿検査 … タンパク尿などがないか。

頭部 … CTやMRI検査では脳に萎縮像や腫瘍などがないか。

心電図 … 心臓機能の異常がないか。


基礎代謝、便、胸部]線、脳波、超音波、胃腸透視、骨量などの
検査を必要とする場合もあります。
ニックネーム aimi at 01:24| Comment(0) | 過食症