安易な入院は子どもを家庭や学校や友人から遠のかせ、孤立や学業の遅れなどの二次的な問題を生む場合もあります。
また、「困れば入院すればいい」と入院を逃げ込み口として入退院をくり返すようになる場合もあります。
可能な限り、外来入院の治療を行なうことが望ましいでしょう。
しかし、入院がどうしても必要になる場合もあります。
低栄養状態で身体的危機に陥ると緊急入院を要します。
また、発症早期に摂食障害について学んだりカウンセリングや栄養指導を受ける
「教育的入院」が非常に効果的な場合もあります。
☆どんなときに入院するか
神経性食欲不振症では体重減少が顕著なので、
身体的処置を目的とする入院が多く、
過食症では過食や嘔吐などの習慣行動を是正するための入院が多くなります。
◎顕著なやせや代謝障害があり、緊急の身体的治療が必要な場合
◎拒食から過食が生じてきたときに、早期に過食を止めるため
◎家族間の葛藤が強くなり、家族との分離が必要な場合
◎強迫行動・抑うつ・自傷行為・自殺企図・暴力などが止められない場合
◎入院治療への本人の意欲が強く、症状改善にプラスになると思われる場合
◎排出行動(嘔吐・薬物乱用など)が外来で対処できない場合
◎発症早期の教育的入院
◎入院食を使って、適切な摂食を身につけるため
☆治癒判定
治療の基本的な目的は、摂食障害を乗り切ることを通して、より前向きな生き方を模索することです。
治療終了は次のような項目で判断しますが、
「自分をやさしく受け入れて、楽しい思いで日常を過ごすことができること」
が最たる目標です。
◎著しい摂食行動の以上や排出行動が減少(消失)すること
◎体重や体型への固執が軽減し、体重と自己評価を切り離して考えられること
◎身体的に健康なバランスが維持されること
◎社会生活上に著しい問題がないこと
2008年03月17日
過食症の入院治療
ニックネーム aimi at 22:14| Comment(0)
| 過食症の治療
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